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おにぎりじゃありません、ウナギです!

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今回、おすすめしたいパワースポットは浦和駅西口にある『浦和うなこちゃん』の石像です。

うなこちゃん詳細情報
場所:JR浦和駅西口すぐ
アクセス:浦和駅西口から徒歩10秒

『浦和うなこちゃん』は浦和の名物であるウナギをモチーフにしたキャラクターです。作者は、あのアンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんです。
まるみを帯びた三角形の頭がかわいらしいのですが、ときおり『おにぎりマン』と間違われています…。



記事をお読みの方の中には『浦和の名物がウナギ?』と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

実は浦和は地名に『浦』の字が入っているように、昔は川や沼の多い地域でした。(今でも見沼代用水や別所沼などの水辺が見られます)
江戸時代のころには、川や沼で魚釣りをしたりする人でにぎわっていたそうです。また、浦和は中山道の宿場町でもあり多くの旅人も往来しました。
そんななか、浦和の沼でとれたウナギを観光客にお出しするようになり、浦和のウナギは味がいいということで一気に評判になったんだとか。さらに関東大震災後は、東京から浦和に移動する人が多くなりそこで安い・うまい浦和のウナギはますます人気になったそうです。
時代が下るにつれ、浦和は市街化がすすみウナギは取れなくなってきてしまいましたが今でもおいしいウナギ屋さんがしのぎを削っています。

そんなウナギに改めてあやかって町おこしをしよう、浦和をもっと元気にしよう、という地元の熱い思いから誕生したのがこの『浦和うなこちゃん』なのです。
かつて、浦和のウナギが人気商品となりたくさん売れたことから、浦和の商店街の方々の間では『うなこちゃんには商売繁盛のご利益がある』と評判です。

雨の日も、風の日も、雪の日も笑顔のうなこちゃんは地元の方に愛され、今ではすっかり定番の待ち合わせスポットになっています。



実はうなこちゃんの持っているうちわはボランティアのかたによって、イベントごとに違うものに取り換えられています。バレンタインデーのハートのうちわをもったうなこちゃんを待ち受けにすると、恋愛運がアップするなんて話もあるそうですよ。

通っていた高校で、バレンタインのハートのうちわを持ったうなこちゃんを待ち受けにするといいことがある…と話題になり、一時期はクラスでも結構な数の友人がケータイの待ち受けをうなこちゃんにしていました。
「うなこちゃんにしてから、(通勤ラッシュの)電車で座れるようになった」なんて子から「模試の点数が上がった」までいろいろありましたが、効果のほどは…。信じる者は報われるといったところでしょうか。ちなみに、私は待ち受けをうなこちゃんにしていたとき、落とした定期券が無事に帰ってきました。もしかすると、うなこちゃん効果だったのかもしれません。

ちなみに、石像ではない本物のうなこちゃんには毎年5月に行われる浦和うなぎまつりで会うことができます。ウナギのかば焼きの実演など目にも下にもおいしいお祭りですので、そちらもおすすめです。

浦和うなぎ祭りでは、うなぎ弁当目当てにたくさんの方がいらっしゃいます。このお弁当、目の前で焼いた大きなうなぎのかば焼きが3切れ入って、1500円とお手頃なお値段です。昨年は限定2000食の販売で、午前9時と10時の二回に分けて整理券の配布が行われていました。参加前に、ぜひホームページ等で整理券配布の時間を確認してから言ったほうが良いかと思います。すぐに売り切れになっていました。香ばしく焼きあがったウナギにたれがたっぷりかかっていて、ご飯にもたれがしみ込んで最高です。山椒をたっぷり目に振って食べるのがおすすめです。
うなぎ祭りではウナギ以外にも様々な屋台(杏仁豆腐がおいしかったです)やステージショーもあります。うなぎを食べたい大人だけでなく、小さなお子さんのいらっしゃるご家族も楽しめますよ。

浦和にお越しの際は、ぜひうなこちゃんから浦和のパワーを分けてもらい、そのあとにおいしいウナギ屋さんで舌鼓を打ってスタミナをつけてみてはいかがでしょうか。

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この記事へのコメント

Kawasakiさん

毎回季節ごと イベントごとにうちわが違うのはそういう事だったのか!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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本記事は2014年11月25日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。