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「コアラのマーチ」の裏側を見た!―ロッテ浦和工場

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武蔵浦和駅の埼京線ホームの赤羽寄りで電車を待っていると、時折チョコレートの甘い香りが鼻をくすぐります。その香りは、株式会社ロッテ浦和工場(以下「浦和工場」とする)から来ているのです。



浦和工場は、武蔵浦和駅の改札を出て、歩道橋を渡り、マーレ(埼京線高架下の商業施設)とビバホーム(ホームセンター)を抜けると、右手にあります。埼京線のホームや車窓からも工場の建物が見えます。



浦和工場では、「コアラのマーチ」や「ガーナミルクチョコ」「パイの実」などチョコレート商品と、「雪見だいふく」「クーリッシュ」などアイスを製造しています。

2012年12月17日、自分が参加している研究会の主催で、ロッテ浦和工場を見学することになりました。参加者は約60人で、所要時間は約2時間でした。

はじめに、株式会社ロッテおよび同社浦和工場の概要について説明がありました。浦和工場では2010年以降に次々と新しい建物が建てられるようになり、新しい設備の導入が活発になっています。



次にカカオ100%のチョコレートと、ミルクや砂糖を加えたチョコレートを試食してみました。チョコレートは、カカオ100%の状態ではとても苦くて食べられるものではありません。そこでミルクや砂糖などを加えて、苦みを和らげています。

その次に主力商品である「コアラのマーチ」の製法について、説明を受けました。コアラの図柄は、焼く前のビスケット生地にカラメルで印刷します。その後ビスケット生地をカットして焼き、焼き上がったビスケット生地に小さい穴を空けて、細い針のような物でチョコレートをビスケットの中に流し込みます。

説明を一通り受けた後、参加者は3つのグループに分かれて、製造ラインを見学しました。製造ラインには見学者用の通路が設けられていて、そこからガラス越しに製造の様子を見学できるようになっています。

製造工程の途中とはいえ、大量のチョコレートやビスケット生地は、実に美味しそうに見えました。一緒に見学した人の中には、

「美味しそう。不良品でいいから分けてほしい」

と言う人もいました。私も全く同感です。
最後に質疑応答を行い、お土産に「コアラのマーチ」「トッポ」などチョコレート商品をいただいて解散となりました。



(出典:http://www.lotte.co.jp/products/catalogue/choco/)

個人的には、「コアラのマーチ」に関する説明が一番印象に残っています。販売や消費の場面からは見えない、「これが製造だ」といえるようなものを見たような感じです。

浦和工場は、チョコレートや「コアラのマーチ」が好きな人には必見です。

株式会社ロッテ浦和工場
住所:〒336-8601 埼玉県さいたま市南区沼影3-1-1
交通アクセス:JR武蔵浦和駅より徒歩5分
工場見学の申込については、ウェブサイトに詳しい説明があります。時期や人数によって申込方法が異なるので、必ず説明を読んだ上で申し込んでください。
http://www.lotte.co.jp/entertainment/kengaku/urawa.html

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本記事は2014年06月06日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。