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マイナスイオンたっぷりのパワースポット宿谷の滝

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埼玉県入間郡毛呂山町に観光へ行くのであれば、宿谷の滝へ是非立ち寄ってもらいたいです。異次元に迷い込んだような神秘的なパワースポットであり、マイナスイオンをたっぷりと体に取り込めます。

宿谷の滝への行き方は、1回100円の「もろバス山コース」に乗車し鎌北湖から歩いていくか、毛呂山総合公園から徒歩で向かう方法があります。駐車スペースはありますが綺麗に整備されているわけではなく、数台停めたら満車ですのでバスと徒歩で向かう方が良さそうです。今回は毛呂山総合公園から約2キロメートルの道のりをゆっくり歩いて行くことにしました。



毛呂山総合公園から数百メートルの場所に2つの歴史的な遺物があります。一つ目は山根六角塔婆で加工された板碑が組まれているものです。南北朝時代の貞和2年に建立されたと考えられており、埼玉県の文化財として指定を受けているのですが、六角という名前ながら1枚の板碑がなくなっており5枚の板碑しか現存していません。金網でしっかりと保護されており見学者が触れることはできません。



次は宿谷地蔵尊という比較的大きなサイズのお地蔵様です。こちらは毛呂山町が指定する有形民俗文化財であり、周囲の枯れ葉がきちんと掃除され地域の人々から大切にされているのが分かります。



1キロメートルほど歩いて行くと、急に明るく開けた場所に出ました。ロードサイドには毛呂山町内で見かける無人の農作物販売ブースがありましたので、他の場所のようにユズが盛られていると思ったのですが、意外なものがたくさん並んでいました。それは大きな松ぼっくりであり、クリスマスなどの飾り付けに使うのかなと考えました。他の地域で見かける松ぼっくりよりも、かなり大きなサイズで驚きました。



ようやく宿谷の滝の場所を示す看板が見えてきたのですが、ここで突如周囲の空気が変わったのです。一段と冷たい風が流れるようになり、気温が数度ダウンしたように感じました。



すぐに宿谷の滝へ到着するかと思ったのですが、ここから十分ほど整備された遊歩道を歩いていかなければなりません。多少湿ってはいますが足元が石造りになっているので安心して歩けます。



こちらをご覧ください。遊歩道の脇を流れる小川の様子を撮影したのですが、水がとても透き通っており川底の石の一つ一つがハッキリと見えるほどでした。



少しずつ滝の流れる音がしてきたと思ったら、すぐに宿谷の滝のある場所へ出ました。落差が12メートルとそれほど巨大な滝ではないのですが、かつては修験の場であったということもあり荘厳な雰囲気を醸し出しています。



滝の周囲を見てみると塩が撒いてあったり、線香を燃やしたような跡がいくつも見られますし、石碑や石仏などがたくさん並んでいました。豊富なマイナスイオンが放出されているとともに、滝の流れる音と鳥の鳴き声しか聞こえないこの場所は、徒歩で疲れた体を癒してくれました。



宿谷の滝の魅力はもう一つありまして、湿った階段を昇って行くと滝上に出ることができます。足場は悪いですが立入禁止にはなっていないので、滝壺へと落下していく水の様子を眺めることが可能です。このように神秘的な宿谷の滝は毛呂山町で見逃せない注目の観光スポットの一つです。

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本記事は2015年01月22日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。