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10,000体のひな人形と出会える「鴻巣びっくりひな祭り」

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皆さんは一日に千体以上の人形を目にしたことはありますか?人形の博物館やおもちゃ売り場でも、数千体の人形が一同に介しているということは少ないと思います。実は埼玉県鴻巣市では、10,000体以上のひな人形を一日で見て回れるイベントが、毎年2月から3月にかけて開催されているのです。

鴻巣市内の8ヶ所でひな人形を飾るイベントが行われており、今回はそのうちの6ヶ所を回ってきました。トータルで約6,600体以上のひな人形を見てきましたので、あまりにも強烈な光景であったため夢にも人形が登場してしまいました。



まずはこちらの写真をご覧ください。家に飾るひな人形は大型のものであっても通常は7段であり、最近では夫婦びなだけというケースも少なくありません。ところが「鴻巣びっくりひな祭り」では高さ7メートル31段という巨大なピラミッド型のひな壇が登場します。

しかも飾られる場所が鴻巣市役所というから「びっくり」です。それでは「鴻巣びっくりひな祭り」が開催されている6ヶ所を、ひな人形の数をカウントしながら順に紹介していきます。


◎“日本一高いピラミッドひな壇”鴻巣市役所【2,420体】



まずは日本一のひな壇から見て行きましょう。鴻巣市役所はJR高崎線鴻巣駅東口から20分程歩くか、免許センター行きのバスに乗車して鴻巣市役所で下ります。鴻巣市役所に到着すると案内板が設置されていますので迷うことはありません。

普段は鴻巣市民だけ、しかも手続きなどが必要である人しか立ち寄らないような場所ですが、「鴻巣びっくりひな祭り」は市外だけでなく県外からも観光客が訪れます。入口前には3段飾りが置かれており、中に設置されているピラミッドひな壇に期待が持てます。



ここでもう一度ピラミッドひな壇を掲載します。パンフレットやホームページでは正面からの写真ばかりですが、下から見上げるように写真を撮影するとひな壇の巨大さが伝わってきます。



「鴻巣びっくりひな祭り」で飾られているひな人形は全て寄贈されたものです。子どもが大きくなって3月3日にひな人形を飾らなくなった家庭から集めたものを置いているのです。よく見てみると約100年前という大正初期の人形や昭和時代のものも多数飾られていました。ひな人形ということで、どの家庭でも大切に保管されていたため状態が良い物ばかりです。



鴻巣市役所には2階にも珍しいひな人形が置かれていまして、その中でも気になったのが「稚児雛」です。江戸時代に贅沢品が取り締まられた際に、ひな人形の大きさが制限されたため髪を丸く結う形にすることで小さいながらも豪華に見せていたようです。



市役所の2階へ上がる階段は全部で3つあるのですが、そのうち一つをひな壇にしてしまいました。階段をひな壇に見立てる工夫は素晴らしいと思います。



実は見落としてならないのは、玄関の上にもひな壇が設置されているのです。目の前に巨大なピラミッドがあるので、そちらばかりに注目してしまいがちですが、こちらも立派なひな壇です。鴻巣市役所にはピラミッドに1,820体、階段に300体、玄関上に300体ありまして、土日であれば正面玄関前に「川幅飾り」の2,310体が追加されます。訪ねた日は平日でしたので、この時点で2,420体を見ました。


◎“窓辺に並ぶひな人形たち”クレアこうのす【500体】

続いては鴻巣市役所の隣にあります「クレアこうのす」(鴻巣市文化センター)です。ここではイベントなどが開催されるだけでなく、重要文化財である多数の埴輪が常設展示されています。「クレアこうのす」については別途記事をアップする予定です。スロープを上がっていくと入口が2階になりまして、その正面にひな人形たちがズラリと並んでいます。



ここではひな壇はなく、ガラス張りの窓の前に500体の人形が横一列に並べてあります。ガラスに人形が反射しているので2倍の数の人形たちが並んでいるように見えます。



反対側のガラス窓には白・黄・紫色をしたパンジーが、これまた横一列に並んでおり、ひな人形とコラボレーションしているように見えます。「ひな人形と花のまち鴻巣」を見事に表している光景です。ここまで2,920体です。

◎“旧中山道にひな壇が出現!?”まちかどひなめぐり【100体】

「鴻巣びっくりひな祭り」の会場は施設の中だけではありません。旧中山道沿いにもひな壇が出現していました。



株式会社久保田燃料店さんの前のスペースにビニールテントが張られており、その中にひな壇がありました。お店の営業時間外でも見学が可能となっています。



野外での展示であるため、強風や雨天時にはカーテンが閉まっているそうですが、訪ねた日は快晴だったので開いたままになっていました。



このように100体の人形たちが所狭しと置かれています。電飾のコードが張り巡らされていたので、夜間であればライトアップされているのかもしれません。



通常の夫婦雛は手前のように横に並んでいますが、ここでは奥に置かれた人形のように向い合って配置されているものもあります。似たような表情なのに向き合っているというだけで、会話をしているように見えるから不思議です。



おもちゃや折り紙なども散りばめられており、自由な雰囲気が演出されていました。



「鴻巣びっくりひな祭り」ではスタンプラリーが開催されていまして、イベント会場8ヶ所全てのスタンプを集めると先着で景品がもらえます。残念ながら2月の下旬の時点で、景品の配布は終了していたため来年は早めにスタンプラリーへ参加した方が良さそうです。土日限定ではありますが、複数のイベント会場を巡回する無料のシャトルバス「ひなめぐり号」が走っています。



すぐ近くには人形店や人形の工場などが沢山立ち並んでいました。その中でも有名な「マル武人形」にて工場見学をしてきましたので、後日記事をアップします。この時点で3,020体となりました。


◎“等身大のひな人形にびっくり!”パンジーハウス【400体】

鴻巣市はひな人形だけでなく花の栽培でも有名です。その拠点になっているのが花の市場が開催されるフラワーセンターであり、その隣にはパンジーハウスという直売所があります。ここでは花だけでなく埼玉県産の野菜や特産物なども販売されています。この観光スポットも後ほど記事をアップする予定です。



パンジーハウスでは高さが3.6メートルで、17段のピラミッド型ひな壇があります。特徴はフラワーセンターということで、たくさんの花々に囲まれており他施設でのひな壇よりも華やかです。



反対方向から見てみると花の種類が異なりますので、ひな壇の雰囲気も変わってきます。



そして「びっくり」したのが等身大のひな人形が、花畑の中に設置されていることです。「ひな人形花飾り」というタイトルで、人形の着物が鮮やかな花々で覆われていました。



金屏風の裏側に回ってみると…倒れないようにガムテープで固定されていたのはご愛嬌です。ひな人形を見た数は3,420体となりました。


◎“これであなたもひな人形博士!?”鴻巣市産業観光館「ひなの里」【2,900体】

JR鴻巣駅から旧中山道沿いを15分ほど歩いて行くと鴻巣市産業観光館「ひなの里」に到着します。鴻巣市の循環バスであるフラワー号に乗車すれば、バス停で下車してすぐの場所にあります。ここは鴻巣市の観光情報発信基地になっていまして、様々な観光用パンフレットを入手できたり特産品が購入できたりします。



午前9時にオープンして午後5時まで開館しています。休館日は水曜日で入場料は無料です。鴻巣市のひな人形の歴史が年表になっていまして、じっくりと読み込んでいけばひな人形博士になれることでしょう。



ひな人形の製造工程が分かる展示もあります。ひな人形が分解された状態で置かれているのが面白かったです。



中庭に出てみると「びっくり」するほど沢山のひな人形たちが飾られていました。



通常であれば夫婦びなに三人官女、五人囃子などがセットになって飾られているものですが、ここでは男びなばかりや女びなばかりというように置かれているので不思議な空間が作り上げられています。



一部のスペースを用いて2,537メートルの川幅日本一にちなみ、25.37メートルのひな壇が設置されていました。



2階に上がってみると日本一大きい壱番親王と三人官女が飾られており、サイズ比較のために中央に置かれた通常サイズの男びなが可愛く見えました。



これまで開催されてきた「鴻巣びっくりひな祭り」の歴代ポスターが掲示されており、毎年開催されていることを知りました。ここで見た2,900体をプラスして6,320体です

◎“コンサート会場のようなひな壇飾り”エルミこうのす【300体】

エルミこうのすはJR鴻巣駅前にある商業施設です。ここにもひな壇飾りが置かれていました。



エルミこうのすではひな人形が販売されていることもあり、見せ方に工夫が施されていました。桜の花びらを散らして美しさをアップさせています。



この会場では期間中に何度かイベントが開催されまして、琴の演奏や幼稚園児の歌の発表会、ひなあられの配布などが行われるためコンサート会場のようなステージが設けられています。



音楽を流す機械もセットされており様々なイベントに対応できるようになっていました。



会場前にはくり抜いた穴から顔を出すことができるパネルがあり、男びなや女びなになって観光の記念写真が撮影できます。

こうして一日で6,620体のひな人形たちを見ることができました。この他にも「コスモアリーナふきあげ」に300体と「花久の里」に400体、そして鴻巣市役所の土日限定「川幅飾り」の2,310体を加えれば9,630体となり、「マル武人形」の展示スペースを見て回れば10,000体突破も夢ではありません。2月から3月はぜひ埼玉県鴻巣市に注目して下さい。

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本記事は2015年03月03日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。