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埼玉県の誇り浦和レッズの聖地「埼玉スタジアム2○○2」

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埼玉県さいたま市緑区にあります埼玉スタジアム2○○2は、FIFAワールドカップの試合会場になった63,700人を収容する巨大なサッカー専用スタジアムです。ワールドカップ終了後は、埼玉県さいたま市をホームタウンとするJリーグの浦和レッドダイヤモンズのホームゲームなどが開催されています。一般的なサッカースタジアムでは、他のスポーツやコンサートなどのイベントに利用されるケースもありますが、埼玉スタジアム2○○2では芝生を保護するためにサッカー関連のイベントのみが行われています。
ちなみに「埼玉スタジアム2○○2」の2と2の間はゼロではなく「○(マル)」が正しい表示となっており「ニーマルマルニー」と呼ぶのが正しいのですが、公式サイトやマスメディアにおいては算用数字の「2002」と表記されていますので、この記事においても「埼玉スタジアム2002」としていきます。

【埼玉スタジアムへ出発!】



埼玉スタジアムへのアクセス方法ですが、埼玉高速鉄道の浦和美園駅が最寄り駅となっています。ただし駅からは1.2キロメートルありますので徒歩で約15分ほどかかります。その様子は記事の中ほどで紹介します。その他に、浦和レッズのホームゲーム開催時にはJR浦和駅などから直通のシャトルバスが運行されるほか、試合のない日でもJR浦和駅のほか東浦和駅や北越谷駅、東武野田線岩槻駅から路線バスが運行しています。スタジアムの真横に東北縦貫自動車道と国道122号線があり、大きな道路の上に架かる橋を通ってスタジアム方面へ向かいます(今回は自転車でスタジアムへ向かったので、浦和美園駅の反対側に到着しました)。



まずは埼玉スタジアム2002の地図をご覧ください。この場所はサッカースタジアムだけでなく周辺が公園のようになっており、小さなサッカーコートなどが設けられています。



こちらが駐輪場となっておりスタジアムの間近まで乗り付けることが可能です。


【スタジアム周辺を散策!】



それでは自転車を降りて、スタジアムの周辺を散策してみましょう。埼玉スタジアム2002では様々な部分が赤色でライトアップされており、正面から見ると巨大な要塞に見えてきます。



正面駐車場(500台)から北駐車場(100台)を経由して東駐車場(300台)方面へ向かっていく途中に、バスケットゴールがありました。近くの中高生が夕方遅くまでバスケットボールを楽しんでいました。



少し小さめのサッカーグラウンドでは小学生らしき子どもたちがサッカーを楽しんでいます。男の子だけでなく女の子が多かったのには驚きました。



さらにJリーグや日本代表の試合日でなければ、約900台分の駐車場が開放されています。



スタジアムのあちらこちらには、金属のモニュメントやベンチが設置されており、のんびりできそうなスペースがたくさんあります。



滝の広場も小さな公園のような造りになっています。


【サッカーのサポーターになった気分で!】



正面ゲートに近づいてきました。こちらの写真、少し不思議に思いませんか?あまりにも広くスペースが取られていることがお分かりになると思います。実は浦和レッズのサポーターは全国一熱狂的と言われており、試合がある日は大勢の観客が集結します。そのため試合終了直後は、この広い通路が人で溢れかえってしまうのです。スムーズに帰宅できるようにスタジアムの周辺は全体的に広い通路が確保されています。



浦和レッズのエンブレムがライトアップされて見えなくなっていますが、この光景を見ると試合前に気持ちが高ぶっていきます。

【浦和美園駅までの1.2キロメートルを体感!】



なぜこの日に埼玉スタジアム2002へ訪れたのかと言いますと、浦和レッズがアジア・チャンピオンズリーグで海外勢と対戦することになり韓国で試合が行われるのですが、現地へ駆けつけることができないサポーターのために、スタジアム内の大きなビジョンを使用してパブリックビューイングが開催されることになったからです。なんと入場料は無料であり、美しいスタジアムのピッチを見る大きなチャンスとなりました。そのためフィールドでサッカーが行われるわけではないですし、寒かったこともあって数千人の観客しか集まらず周辺は閑散としていました。キックオフまで時間がありましたので、浦和美園駅までの道のりを歩いてみます。



途中にポスターが掲示されていまして、試合がない日でも公園として楽しめる場所であると説明が書かれていました。



1.2キロメートルという長い距離なので、参考までに足元には現在の距離数が表示されています。



こちらが埼玉高速鉄道の浦和美園駅です。柱にも浦和レッズのエンブレムが描かれており、まさに浦和レッズのための駅という雰囲気です。手前のシャッターが降りている3番戦は、Jリーグや日本代表の試合が開催される際の臨時列車の発着場として使用されます。



それでは今来た道を戻ります。工事の柵は仕方ないとしても、美しい埼玉スタジアムを眺めながら歩いていけるのは幸せなひと時です。試合が行われないのにも関わらず、パブリックビューイングのために明るくライトアップされていることに感動しました。

【いよいよスタジアムへ潜入!】



埼玉スタジアム2002ではスタジアムグルメも一つの見所です。試合対戦相手によって内容が変わるメニューなど魅力的な出店が多いのですが、今回はビジョンで観戦するだけなので体が冷え切らないよう温かいメニューが多く用意されていました。



こちらがピッチです。前述のように観戦者数は限られていますので、一部のゲートしか開かれていないため正面の椅子席は無人という、通常では見ることができない光景を目にしました。人が座っていないので、椅子にプリントされた「SAITAMA」の文字がよく見えます。



スタジアムに比べるとビジョンが小さく見えてしまいますが、自宅のテレビより大きいのはもちろんのこと、愛するチームを応援する多くの人々と一緒に見られるのは素敵なことです。



一般席の椅子はこのような造りとなっています。バックスタンドでは立って応援する人が多いので、それほど立派な椅子でなくても良いのです。



一番前の席へ移動してみました。グラウンドに立っているような感覚を味わえる場所です。コーナーキックを蹴る選手はゴールが、このように見えているのです。



一般客がフィールドへ入れないように最前席とピッチの間には溝が設けられていました。



埼玉スタジアム2002はドームではないので、上空は一部しか屋根が覆っていません。席の中腹辺りまでは雨が吹き込まない限り濡れないで済みそうです。野球と違ってサッカーは雨天でも行われますし、後ろの人が試合を見ることができなくなるので基本的に傘は使用できません(レインコートを着用して応援をします)。


【コンコースを体験してみよう!】



埼玉スタジアムではお酒や清涼飲料水を購入すると紙コップで手渡されます。飲み終えたら氷などを捨てた上で、コップを逆さにして入れるという仕組みとなっており、リサイクルがしやすいよう分別します。



コンコースはちょっとしたサッカー博物館のようになっていまして、FIFAワールドカップ関連の記念品やモニュメントが多数設置されています。昔のサッカーボールは白と黒のみでペイントされていましたが、最近のボールは金色など鮮やかになっています。



大きなサッカーボールのモニュメントにFIFAワールドカップへ参加した選手のサインが書かれており、日本だけでなくブラジルなどの有名選手のサインも見られます。外国人のサインは笑顔マークが入っていたりと個性的なものが多かったです。


【いよいよキックオフ!】



いよいよ韓国で浦和レッズの試合が始まりました。空席は目立ちますが、いつもの入場曲が大音量で流されたり、テレビの実況付きであったりと本格的なサッカー観戦となりました。結果は負けてしまいましたが、1点を先制した時には会場が一致団結したかのように盛り上がりました。



試合を終えて会場を後にすると、今日は一般開放されていた駐車場に多くの自動車が並んでおり、スタジアムが巨大であるから閑散としていただけで多くの入場者数があったことが分かりました。ぜひJリーグや日本代表の試合を観戦しに埼玉スタジアム2002へお越しください。

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本記事は2015年09月12日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。