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行田市に青い悪魔が咲き誇る!美しい「水城公園」

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皆さんは「浮城」をご存知ですか?戦国時代に、水攻めから耐えぬいたという埼玉県行田市の忍城は、映画化されて全国的に有名となりました。その忍城の外堀となる沼を整備して造られたのが「水城公園」です。そのため忍城のすぐ近くにありますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



水城公園はとても静かな公園であり、なんと10ヘクタールもの広さを誇ります。園内を見渡すと小さな池で釣りをしている人を数人見かけました。JR高崎線・行田駅からはバスに乗車するのが便利であり、秩父鉄道・行田市駅からは徒歩で15分ほどとなります。



行田といえば「ゼリーフライ」が有名ですが、園内にあります「駒形屋」は閉まっており、並んだ缶コーヒーを見ると長いことを営業していないように見えました。近くの人に尋ねたところ、不定休のお店であることが分かりました。ちなみにゼリーフライは行田駅周辺など市内各地で食べることが可能です。



桜の木が200本近く植えられているので、春には満開の桜を愛でることができますが、この時期は見るものがないと思い他の観光地へと赴きました。



次に訪れたのは「足袋蔵まちづくりミュージアム」です。行田市は足袋の生産でも有名な地域であり、かつて足袋蔵として利用されていた建物を、観光案内所のような形で使用しています。入場は無料ですので気軽に立ち寄れます。



1階には行田の観光情報がギュッと詰め込まれていました。壁には詳しく書かれた説明ボードが掲げられており、多数のパンフレットが並んでいました。



2階は休憩所のような形になっていて、昔ながらの雰囲気をそのまま残してありました。一通り見たところで次の観光地へ移動しようとしたところ、スタッフの方に「ホテイアオイは見ました?あれを見なければもったいない!」と声をかけられました。どこにあるか分からなかったので、場所を詳しく説明してもらい再び水城公園へと向かいました。



見つけました!あたり一面ホテイアオイの群生地を!どこまでも続くような青い花々が目を楽しませてくれます。



「あおいの池」と名付けられており、水面が見えないほどホテイアオイで覆われていました。実は「青い悪魔」と呼ばれるほど爆発的に増えていくことから、「世界の侵略的外来種」にも指定されているほどなのです。



しかし見ている分には毒があるわけでもないですし、ベンチも置かれていますのでデートにいかがでしょうか。トンボが辺りを飛び回り、すっかり秋の空気へと変わった10月の水城公園でした。

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本記事は2015年11月27日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。