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大きくて白いゾウさん出現!飯能市の「観音寺」

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飯能市を舞台とするアニメ、「ヤマノススメ」に登場するのがこちらの観音寺。何といっても巨大な白い張り子のゾウが特徴です。境内に設置されたパネルには、アニメの登場シーンが描かれており、もちろんその背景には白いゾウがいます。



観音寺へは西武池袋線・飯能駅から飯能河原方面へ向かって徒歩20分ほどになります。飯能銀座商店街を抜けると飯能市中央公民館がありますので、その隣が観音寺となります。



最初に見えてきたのは記念写真が撮影できるボードでした。鬼子母神の周りに、ザクロの実を持った子どもたちが集まっている様子です。子どもの顔の部分が繰り抜かれていて、何ともシュールな写真ができあがります。



絵馬にもザクロの実が描かれていますが、木製の案内板に描かれているような「ザクロの里飯能」という印象は、現在だと感じられません。ちなみに中国の西安・青龍寺の土がお堂の下に埋められており、その西安もザクロの街と呼ばれているそうです。



さきほど駅から飯能河原へ向かって歩くと説明しましたが、何と境内から河原が見えるほど近いのです。しかもゆっくりと景色が眺められるように椅子が置かれて、休憩所のようになっていました。



さて、それでは絵馬を見てみましょう。アニメ「ヤマノススメ」で一躍有名となり、聖地巡礼で訪れる人が急増したので、絵馬にもアニメのキャラクターが描かれています。実はテレビ放送第一期で人気を集めたため第二期が制作されたアニメであり、もし第三期が放送されれば更に観音寺へ訪れる人が増えるかもしれません。



ゆっくりと張り子の白いゾウを見ていくことにしましょう。こちらのお寺では、戦争で供出してしまったため鐘が置かれておらず、その代わりにゾウが鎮座しているのです。



ゾウの正面に周ってみました。近くで見るとやはり汚れが少し目立ちますが、河原の砂が舞ってくると考えれば当然かもしれません。穏やかな目をしたゾウですね。



お尻の方に周ってみると、しっぽが何だか不自然でした。何度か付け直したのでしょうか。ちなみになぜ白いゾウが設置されたかは、明らかにされておらず昭和40年代に檀家の人が作成したそうです。白いゾウは仏教と深い関係があるので作られたのではないかと思います。公式サイトにも白いゾウにまつわる仏教との説話が多数掲載されています。



こちらが本堂になりまして、12世紀頃に創建されたものと考えられており、武蔵野七福神のお寺で寿老人が祀られています。



四国八十八ヶ所霊場の砂が、こちらの周囲に撒かれていますので、ここをグルグルと周れば四国で霊場歩きをしたのと同じ御利益が得られるとのこと。たくさんの花々が飾られており、大切にされていることが伝わってきます。
このように地元の人たちにも大切にされ、アニメ好きの人や武蔵野七福神巡りをしている人など、これからも多くの参拝者が訪れるであろう観音寺です。

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本記事は2015年12月16日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。