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レンガの街「深谷市」えっ、あんなところにも!?

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レンガ造りの建物というと、外国のイメージを持つ人が多いかもしれません。たしかにメソポタミア文明の時代から使用されている建築材であり、地震の少ない地域では今でも有効活用されています。 
日本とレンガの関係が深まっていったのは明治時代であり、その拠点が埼玉県深谷市にあるのです。その縁で今でも市内にはレンガ造りの建築物が多く、驚くべき場所にも使われています。今回はJR深谷駅周辺を散策して見つけた、レンガに関係するスポットを集めてみました。 



深谷市には日本煉瓦(レンガ)製造という株式会社があり、この会社を立ち上げたのが近代日本を作り上げた偉人と呼ばれている深谷市出身の渋沢栄一氏です。日本煉瓦製造株式会社は消滅してしまいましたが、「レンガのまち深谷」として街づくりをしており、レンガを使用した建物を新築すると奨励金が交付されます。もちろんレンガを使用した古い建物も大切にされており、町家建築風の住宅の両サイドをレンガで囲った「塚本商店」などがあります。 



こちらは明治時代に建造された土蔵を、大きくレンガで覆っています。「ときわ園」という茶舗であり、土蔵というと漆喰や白塗りの壁が多いのに対し、レンガを使用しているのは珍しいと思います。 



下から見上がると首が痛くなってしまうほどの、立派なレンガ造りの煙突。「藤橋藤三郎商店」は老舗の酒店であり、この煙突は埼玉県指定の景観重要建造物になっています。 



「小林商店」にはレンガ倉庫と洋館が並んでいます。街を散策していると、当然のように歴史ある建物が並んでいるので、見ごたえ抜群です。 



「深谷れんがホール」はレンタルスペースなのですが、下部に積まれているレンガは深谷信用組合倉庫で使用されていたもの。つまり、古いレンガを再利用しているのです。このことからも深谷レンガの耐久性の高さがうかがえます。 



「福島邸」にあるレンガ造りの倉庫は、もともとコンニャクの原料を保管したり製造をしたりしていた場所。今では入口が造り変えられ、駐車場となっていました。このように解体することなく有効活用をしているのです。 



ま、まさか…これにはかなり驚きました。神社や寺は白塗りの壁であることが多いのですが、なんと大円寺の塀がレンガで作られているのです。寺とレンガの組み合わせ、ほかではなかなか見られません。 



建物の向こうに見えるのは「滝澤酒造」の赤レンガ煙突。戦時中には空襲により機銃掃射を受けた痕が残っており、深谷地震にも耐えたという頑丈な煙突です。 



今では遊歩道となっていますが、ここにはかつて日本煉瓦製造株式会社から深谷駅まで4.2キロメートルにわたる引き込み線が敷かれていたそうです。 



そして最初にお見せしたJR深谷駅にもレンガ風のタイルが使われており、あの赤レンガで有名な東京駅(深谷のレンガは内部構造として使用されています)と同じ姿をしています。ミニチュア版の東京駅が埼玉県北部にあるというのは驚きですね。このように深谷市内を散策していると、様々なレンガ造りの建造物に出会えます。ぜひ探して歩いてみてください。

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本記事は2016年04月23日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。