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スパニッシュな別荘がダイナミックにお引越し「清風亭」

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深谷市の「大寄公民館」の敷地内には、誠之堂(【レンガ造りの別荘「誠之堂」が東京から深谷へやってきた!】(http://saitamania.biz/post/post_disp.php?post_cd=528)の記事で詳しくご紹介しています)と並んでもう一軒別荘が建っています。 



それが「清風亭」であり、こちらも東京都世田谷区からダイナミックにお引越しをしてきました。鉄筋コンクリート造平屋建であり、各所に様々な工夫が施されています。見学をする際は受付窓口で申し出る必要があり、常駐のボランティアの方が建物内も含めて案内をしてくれます。私はコミュニティバスで訪れたのですが、バスの発車時間も踏まえて案内をしてくれたのにはとても助かりました。 



最初に注目すべき点は「スパニッシュ瓦」です。日本で見かける瓦は平らなものが多いですが、ここではクルッと丸まった瓦が用いられています。スペインではオレンジ色のような明るい瓦が使われていますが、清風亭では日本の雰囲気に合わせて青みがかった色になっているとのことです。 



見事な五連アーチ。これも東京から引っ越しする際に、一つずつカットされて運んできたのですよ。また、スクラッチタイルといってかなりゴツゴツしている壁面です。よく見ると黒い部分がデコボコしているのがお分かりになると思いますが、あえて左右非対称になっているデザインなのだとか。 



訪れた当日は曇り空だったので少し見えにくいですが、セミのレリーフが飾られていることが分かります。スペインのお隣、フランスの南部ではセミが幸福のシンボルになっているので、そういった意味もあるのでしょうか。清風亭の建物内にもある生き物のレリーフがありましたので、後ほどご紹介します。 



建物内に飾られたシャンデリアは、当時のものを再現して造られました。誠之堂と同じように、天井には漆喰で模様が付けられています。 



並んでいる椅子やテーブルもかなり年代物。当時の様子が目の前に浮かんでくるかのようです。 



こちらが室内の全景。暖炉も外観と同じようなレンガ造りとなっており、偉人達がここで食事会などを開いたのでしょう。 



ここはトイレ。まるで列車の個室のような雰囲気ですね。ここで用を足すわけにはいきませんが、トイレの中まで撮影させてもらえるのはありがたいです。ガラスはモロッコガラスと呼ばれる表面がザラザラしたもの。 



暗くてよく見えないかもしれませんが、建物内の天井四隅に家を守るとされるクモのレリーフが嵌めこまれています。公式ホームページでは紹介されていない部分も、ガイドさんのおかげで詳しく説明してもらえました。これほどまで工夫が施された別荘が、約1年半かけて解体および復元されたのです。建物としても歴史的価値が高く、ぜひ見学(無料)をしてもらいたいスポットです。

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本記事は2016年04月25日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。