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子どもが馬に乗り矢を放つ!?毛呂山町の「出雲伊波比神社」

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"流鏑馬(やぶさめ)"をご存知でしょうか?馬に乗りながら矢を放ち的を射るものです。この流鏑馬を実際に見られるのが、埼玉県入間郡毛呂山町の「出雲伊波比神社」です。
JR八高線・毛呂駅からは徒歩5分で、東武越生線・東毛呂駅からは徒歩約10分となります。訪れた当日は一日かけて毛呂山町を観光する予定でしたので、朝一番の電車で東毛呂駅に到着しました。まだ太陽が出ておらず人通りもまばらな状態でした。



ゆっくりと歩いていると、大きくてキレイな鳥居と出くわしました。鳥居の向こうは暗がりとなっており少し怖い感じもしましたが、出雲伊波比神社へのルートでしたので勇気を出して踏み入れました。



鬱蒼と木々が生えている道を少しずつ登っていきます。山奥に迷い込んでしまわないか、歩きながらドキドキしていました。



しかし、よく見ると木々の向こう側には自動車が通れる整備された道があったのです。朝早かったので自動車が通ることがなく、気づくのが遅れてしまいました。



ようやく出雲伊波比神社が見えてきたところで「ミャー」という声がしました。鳥居をくぐってから最初に出会ったのが、人間ではなくネコだったのです。よく見るとネコの隣には「野良猫が増えて困っています」という看板があり、何だか皮肉な光景となってしまいました。もちろん私はエサを与えるようなことはしなかったのですが、ネコは丸々としておりどこかで食料を得ているようです。



毛呂山町はユズの名産地なのですが、ここでは「橙(だいだい)」というミカン科の果実がたくさん実っていました。



こちらが拝殿となりまして、威厳のある立派な建物です。本殿は国の重要文化財に指定されているそうです。



そして出雲伊波比神社において、流鏑馬が行われていることを示す絵馬も見つけました。



長い平坦なこのコースで流鏑馬が行われるのです。毎年11月3日に「流鏑馬 本祭り」が開催されるのですが、馬の乗り手は大人ではなく、地元の小学生もしくは中学生から選ばれます。なぜ子どもが乗るのかや、儀式の過程などは毛呂山町歴史民俗資料館(【施設の前に移築復元された古墳がある毛呂山町歴史民俗資料館】で詳しくご紹介しています)で、DVDや展示品を通じ学ぶことが可能です。
訪れたのは12月でしたので既に祭りは終了していましたが、今度は11月3日に訪れて流鏑馬を間近で見てみたいと思っています。

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本記事は2016年05月16日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。