映画のロケ地のようなレトロスポット!映画館もある「七ツ梅」

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この写真を見ると、昭和初期にタイムスリップしたかのような錯覚を起こしますよね。実はこれらの建物、現在も複数のお店として利用されているのです。ここは「七ツ梅」という場所であり、2004年まで酒造として営業していましたが、廃業後はイベントスペース等に活用されることになりました。

JR深谷駅から深谷市役所方面へ向かい、徒歩10分ほどの場所にあります。「七ツ梅」と書かれた古い看板と蔵が目印。すぐ近くにはイベントスペースとして利用されている「深谷ベース」もあります。

こちらが案内図なのですが、トイレのマークがハッキリしているだけで、どのようなお店があるのかはよく分かりません。では実際に入ってみましょう。

まず正面にあるのが「とうふ工房」であり、自家製の豆腐や惣菜を販売しています。「七ツ梅結ぃ房」や「お茶々」というカフェもあります。大型の商業施設のように定休日が統一されていないので、事前に公式サイトでチェックしておくと良いでしょう。

その奥には深谷の若者を支援しているサポートステーションがあり、歴史ある建物に若者を応援している施設があるというのは素晴らしいものです。

「深谷宿本舗」はギャラリーなのですが、入口が分厚い蔵の扉となっており重厚感があります。古い蔵に「OPEN」と書かれた可愛い看板がミスマッチでしたが、それもまた面白いですね。その他にも鬼瓦工房や古書店、木工所や飲食店が店を構えています。

細い路地を通り抜けて見えてきたのが「深谷シネマ」です。全国でも唯一と言われている酒造を改装した映画館であり、最新作の映画ではなく少し古い映画や海外作品などを上映しています。料金は大人が1,100円と少し安めの価格設定。

山田洋次監督や高畑勲監督、そして女優の吉永小百合さんのサインも飾られていました。

映画の資料やポスターを集めたブースもあるので、映画好きな人にとっては天国のような場所ではないでしょうか。

私が訪れた時も、何かの映画撮影が行われていました。釜屋と呼ばれている建物の後ろには巨大なレンガ煙突があるので、これを目指し訪れてみてください。
このように、普段では味わうことのできない雰囲気が体感可能な「七ツ梅」でした。
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本記事は2016年05月24日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。
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