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千葉県に隣接!春日部の深い歴史を実感できる「南桜井さんぽ」

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春日部市の南桜井駅は、東武アーバンパークライン(東武野田線)の埼玉県内最東端の駅であり、江戸川を挟んで千葉県野田市と隣接する地域にあります。春日部市の中心地周辺は、江戸時代に日光道中の宿場町であったためその名残が多いのですが、南桜井周辺は鎌倉時代から昭和時代まで幅広い年代の史跡が残されています。



まだ夜が明けきらない時間に南桜井駅へ降り立ち、出発地点は北口としました。一日平均15,000人前後が利用する駅ですが、人影は見当たりません。



駅前のスーパーマーケット・ヤオコーやドラッグストアセキの前を通り過ぎ、春日部野田バイパスである国道16号線方面へと歩みを進めました。その途中で見かけたのが新義真言宗豊山派の花蔵院。不動明王が本尊であるこちらの寺院は、昭和27年にこの地へと移転してきました。以前は川沿いにあったそうなのですが、現在では住宅地のど真ん中にあります。



こちらで有名な史跡が「花蔵院四脚門」です。本柱の前後に合計四本の柱が取り付けられており、ドッシリとした印象を持たせる山門です。建立されたのは江戸時代中期とのことですが、現在に至るまでに何度か修復が施されているそうです。彫刻も立派なのでぐるりと見て回りたくなる四脚門です。



国道16号線を江戸川に向かって進んでいくと「満蔵院」という寺院を発見しました。当時の卒塔婆が残されているので、鎌倉時代に創建されたと考えられていますが、現在の建物は江戸時代に再建されたものです。明治時代には学校としても利用されており、開校した時点で男子が26名なのに女子は1名だけと、まさに時代を表している男女比率です。



国道の脇道を入っていくと、突然大きな鳥居が見えてきました。通常であれば鳥居のすぐ先に本殿があるものなのですが、目を凝らして先を見ても住宅が並んでいるばかりです。何と200メートルも参道が続く珍しい神社だったのです。



かつては大ケヤキが立っていたものの、倒壊の危険性があるため伐採されてしまいました。その切り株が置かれているのですが、牢屋のような金属の柵の中に置かれており、不思議な雰囲気となっていました。



西金野井香取神社の境内では菊まつりが行われていて、訪れたのは11月だったのですが見事な鉢植えが多数並んでいました。



本殿の屋根に注目してください。何だか反っているように見えませんか?「檜皮葺一間社流造(ひわだぶきいっけんしゃながれづくり)」と呼ばれる特殊な造りで、室町時代の末期に創建された神社と考えられています。



神社の裏へ行ってみると、大自然が広がっていました。川の向こう側は千葉県という立地。駅からフラリと歩くだけで様々な歴史を学ぶことができ、自然も楽しめた南桜井さんぽでした。

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本記事は2016年05月24日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。