さいたまは芸術の街!市内が美術館に変身「南浦和アートフェスタ2016」

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埼玉県さいたま市が「芸術の街」であることをご存知でしょうか。2012年に、さいたま市文化芸術都市創造条例が制定され、各地でイベントが開催されるようになったのです。今回訪れたのはその一つ、さいたま市文化センター(【さいたま市で30年間愛され続けている「文化センター」】(http://saitamania.biz/post/post_disp.php?post_cd=437)の記事で詳しくご紹介しています)周辺で開催された「南浦和アートフェスタ2016」です。

訪れるきっかけとなったのはコレ!JR京浜東北線・武蔵野線が停車する南浦和駅は、浦和競馬場の最寄り駅ということで駅構内に巨大な馬の像が飾られているのですが、この日は何やら不可思議な格好をしており、イベントの案内板が設置されていたのです。
JR南浦和駅の西口側へ出てみると、バスターミナルの横に中学生が描いた絵が飾られていました。メイン会場は文化センターですが、駅から徒歩10分弱の真っ直ぐな一本道にはフラッグが垂れ下がり、いくつかの作品が展示されているのです。まるで市内が美術館に変身したかのよう。

駅前の大型商業施設「丸広百貨店」の前には、「さつまいもほりの絵」が並んでいます。幼稚園や小学校の教室の後ろに飾られている絵のようですね。何だか懐かしい気持ちになります。

途中にあるセブンイレブンの店内にも、中学生の絵が飾られていました。こういったチェーン店もイベントに参加しているというのは、かなり地域に根づいたイベントと言えます。今年で4回目ですが、地元での知名度も上がってきています。

さいたま市文化センターに到着しました。ご覧ください、この自転車の数とたくさんの人々を。とても盛り上がっている様子が伝わってきます。入口脇ではイベントスペースが設けられ、アートフェスタパフォーマーとしてダンスや合奏などが行われていました。

小学生が作成したこのフラッグが、あちらこちらに取り付けられています。一つ一つに個性が感じられますね。

こちらが案内板となっており、「体験する」「観る」「聴く」「食べる」といったコンテンツに分けられています。普段であれば、お金を支払って入場するホールなども無料で出入り自由です。

「しらさぎホール」と名付けられた小ホールでは、サロンコンサートが開催されていました。知人が出演していなくても、鑑賞することが可能です。

「さくら草ホール」という大ホールでは民謡や民舞の発表会が行われ、素晴らしい響きが会場外にも聴こえてきました。

さいたま市文化センターのエントランスは、まるで神殿のような豪華な造り。毎年成人式が開催される会場でもあり、地元民にとっては親しみ深い施設なのです。

会場内では写真撮影OKがもらえた「ひまわりの塔」など、芸術作品があちらこちらに。ホール内では芸術家の方々が写真や工作などの、体験教室を開いていました。芸術に触れることができる良い機会ですね。
実は2016年9月24日から12月11日まで国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ」という、ビッグイベントの開催が決まっているのです。今回のアートフェスタはその前哨戦のような雰囲気でした。 与野本町駅から大宮駅周辺、武蔵浦和駅から中浦和駅周辺、そして岩槻駅周辺など広域で行われるイベントです。

会場を出たところ、何やら可愛げな後ろ姿のキグルミを発見!

こちら、さいたま市PRキャラクターの「つなが竜ヌゥ」と言います。さいたま市内にある見沼田んぼの主の子孫という位置づけで、広報誌やイベントに登場することが多いです。
このように市を上げて取り組んでいる「文化芸術都市さいたま市」の事業、今後も注目していきたいと思います。
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本記事は2016年05月26日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。
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