古民家の窓から見える竪穴式住居!「宮代町郷土資料館」

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館内に並んだ歴史的資料を見るだけでなく、
靴を脱いで古民家の中を探検できるスポットもある「宮代町郷土資料館」。
展示物の数はかなり充実しており、訪れて良かったと思える資料館でした。

資料館の住所は南埼玉郡宮代町西原289で、
東武スカイツリーライン・姫宮駅もしくは東武動物公園駅から徒歩20分の場所です。
周囲には学校や住宅地があり、とても閑静な場所となっています。
ちなみに町内循環の停留所「ふれ愛センターみやしろ」からは徒歩1分です。

入場料は無料で月曜日と祝日直後の平日が休館、開館時間は午前9時30分から午後4時30分です。
受付の方に声をかけて入館すると、すぐそこには「縄文土器ふれあいコーナー」が設けられていました。
最近、博物館や資料館でよく見かけるコーナーですが、
こちらでは縄文時代の早期や前期と時期を細かく分けて置いているのです。
模様の違いなどに注目してください。

縄文時代の食サンプルは、当時この周囲が海であったことを示しています。
カキのハマグリのスープは食べたいと思わせるほどの出来栄えでした。

建物内に建物があったりと、立体的に復元された資料が多かったです。
パネル展時の内容もたいへん詳しく、とても勉強になりました。

さて一度建物を出ると、敷地内には複数の古民家が移築されており、
一部の建物は靴を脱いで上がれるようになっています。

田んぼの田の字のように部屋が区分けされている古民家。
当時暮らしていた人の姿が目に浮かんでいきます。

驚いたのはこのシーン。古民家の窓から竪穴式住居が見えるのです。
もちろん時代は異なりますが、資料館ならではの光景ですね。
ちなみに竪穴式住居の中にも入ることが可能です。

そしてもう一つ驚いたのが巨大なモクレンの花。紫色をしているので紫木蓮(シモクレン)と呼ばれています。
ただし町の花はハクモクレンです。

ちなみに「宮代町郷土資料館」のすぐ隣には
「ふれ愛センターみやしろ」があるのですが、こちらは閉鎖しており現在は利用できなくなっています。
しかし、公園内は自由に散策できるため桜の花やモクレンの花が美しく咲いているのが見られます。
このように見どころが盛りだくさんの充実した「宮代町郷土資料館」、ぜひ訪れて宮代町の歴史に触れてください。
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本記事は2016年08月23日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。
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