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オイテケ、オイテケと聞こえてくる?宮代町の「身代神社」

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身代神社…ちょっと怖い名前ですよね。
拝殿および本殿も強固な建物内にあり、一般的な神社とは雰囲気が少し異なりました。
「身代」と書いて「このしろ」と読みます。しかも隣接されている沼からはお化けのような声が聞こえてくとか…。



身代神社へは町内循環バスを利用すると便利です。
1回100円であり1日券は200円となります。
東武動物公園や工業技術博物館がある日本工業大学なども、バスルートに入っています。



こちらが身代神社の全景です。
戦争の時には「身代」という名前にあやかって、出征した兵士の身代わりとなり命を守ってくれるという信仰がありました。



訪れた時に、参拝者が約1時間ほどかけ拝殿前でお参りをしていたため、
今でも厚い信仰心を集めているのだと思いましたが、境内は少々くたびれた雰囲気でした。



何だか懐かしいイスですね。
牛乳から生まれたスタミナドリンク「スカット」は、「明治スカットホワイトソーダ 」として今でも販売されているようです。



さて宮代町が設置した案内板を見てみましょう。
ここはかつて須賀村と呼ばれていたのですが、
スサノオノミコトが大蛇を退治した時に清々しくなったからという理由で「須賀村(すがむら)」になったとのこと。



苔むした狛犬も味があって良いものです。
神社の隣には少し広めの公園もあり、住宅街の中の神社という感じです。



驚いたのはこちら。
庚申塔がずらりと並んでいました。
一般的には一箇所に一つ置かれている庚申塔ですが、
地域の人々が奉納したものであり他では見かけない光景です。



さて、こちらが問題の「身代池」。
泳いでいる魚を釣り上げて持ち帰ろうとすると、池から「オイテケ、オイテケ」という声が聞こえてくるそうです。
そのため「オイテケ堀」とも呼ばれています。神社を吹き抜ける風が言葉に聞こえてきました。



ちなみに宮代町という名前は、身代神社の「代」と同町内にある姫宮神社
(【お姫様が景色の美しさに見とれたという宮代町「姫宮神社」】の記事で詳しくご紹介しています)
の「宮」の字を組み合わせたものです。両方の神社を訪れてみてくださいね。

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本記事は2016年09月02日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。