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634本の松並木は圧巻!松尾芭蕉がシンボルの「草加松原」

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東洋一の巨大団地として名を馳せた草加松原団地も、建物の老朽化に伴い次々と再建築されています。
そして、地域住民の方をはじめ多くの観光客を癒やしているのが、634本の松並木が見事な「草加松原」。
松尾芭蕉の『おくのほそ道』に登場する草加宿の景観を現在に残しています。
そのため、松尾芭蕉像が建立され草加松原のシンボルとして大切にされています。



今回は東武スカイツリーライン・草加駅から出発することにしました。
改札口にも「東口徒歩17分」と書かれており、ちょうど散歩に適した距離ではないでしょうか。
平成26年3月には国の名勝に指定され、ますます注目を集めています。



松並木へ向かう途中の道路にも、松並木の景観がマンホールにカラーでペイントされていました。



皆さんは松尾芭蕉のお供をしていた「河合曽良」という人物をご存知でしょうか。
松尾芭蕉による『おくのほそ道』の旅に同行した俳諧人です。
松並木と大通りを挟んだ小さな公園に曽良像が建立されており、松尾芭蕉の銅像の方向を見つめています。



草加松原へ向かう前に、ちょっと寄り道をしましょう。
こちらは「甚左衛門堰」といってレンガ造りの水門であり、
90年間使用されていたものの状態が良いということで、埼玉県指定文化財として大切に保存されています。
水は濁っていましたが、日陰になっているので夏は避暑スポットになるのではと思いました。



ここは松尾芭蕉像のすぐ近くに設けられた休憩処。
無人ではありますが観光案内所のような働きをしており、草加松原のパンフレット等を入手可能です。
約1.5キロメートルの松並木には自動販売機が設置されていませんので、
夏はここで飲料をゲットしておくと良いかも。



休憩処の隣には高さ11メートルの望楼があります。
午前9時から午後5時までは無料で入ることができ、螺旋状の階段を昇っていきます。



入口から天井を見上げてみると五角形の造りとなっていて、とても美しい建物でした。



強化ガラスを通してですが、望楼からの眺めはこのような感じ。
手前の松が大きすぎて、松並木を見渡すということではできません。
階段は滑りやすくなっていたので気をつけて昇り降りして下さい。



いよいよ松並木へと向かいます。
まず見えてくるのが巨大なアーチ型の矢立橋。
これを渡ることで横断歩道の信号待ちをすることなく、
江戸時代にタイムスリップしたかのような気分で散策ができます。
橋の名前は松尾芭蕉の『おくのほそ道』の一節から付けられました。
完成したのは平成6年と最近のことではありますが、時代劇で見るような和風なデザインとなっています。



それでは634本の松並木をご覧ください。平日に訪れたので、タイミング良く誰一人として歩いていない並木道を撮影できました。松の木は両サイドに植えられており、向かって左側は車道なのですが松の木で隠されています。右側は川に面した柵の向こうに木が植えられていました。



こちらは矢立橋と対になっている百代橋です。
「月日は百代の過客にして…」という『おくのほそ道』の書き出しを国語の授業で学びましたよね。
そこから名付けられた百代橋は、昭和61年に完成しました。
緩やかな階段となっているので昇りやすいです。



地面は石畳としてキレイに整備されているので、散策コースにもってこいです。
また、100メートルごとに距離が彫り込まれているので、ジョギングをする人は距離の目安になります。



途中には何箇所かの休憩スポットが設けられており、
「げんこつやまのたぬきさん」など昔の遊びがプリントされていました。



草加松原は江戸時代に「千本松原」と呼ばれていたので、
かなりの本数が植えられていたものと考えられますが、
車道に面していることから排気ガスが木に影響を及ぼしてしまい、
一時は古木が60本まで減少したそうです。
その後、埼玉シンボルロード整備計画によって再整備され、現在の634本まで回復しました。
終点の一番端にあった松の木は治療を施された形跡があるものの、
それでも逞しく成長を続けており松の木の強さを実感しました。
ぜひ一度は約1.5キロメートルの松並木を歩いてみて下さい。

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本記事は2016年09月08日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。