あえて鉄道博物館に入場せず「鉄道のまち大宮」を散策

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埼玉県さいたま市の大宮が、なぜ「鉄道のまち」と呼ばれているのか…その理由はJRが国鉄時代に大宮工場を設けていたからです。現在でも「JR大宮総合車両センター」にて運行中の列車の整備や、イベントなどで活用されている機関車の整備などを行っています。JR大宮駅には新幹線をはじめとして、何と22番線まであるというから驚きです(東武アーバンパークラインも走っています)。

大宮には、JRのほかにもニューシャトル(埼玉新都市交通伊奈線)の停車駅があり、そこから3分で「鉄道博物館」駅に到着します。2007年に開館したこちらの博物館は、2015年末の時点で入館者数が800万人と人気を集めています。

鉄道博物館駅の改札横には、タイヤを解体したものや記念のヘッドマークなども展示されており、鉄道ファンの好奇心をかきたてます。

何と鉄道関係限定のガチャガチャが多数設置されており、子どもたちだけでなく大人も回していました。

鉄道博物館までは屋根で覆われており、そこにも鉄道関係の展示が多数置かれています。

実はこの時刻表もそのスペースに書かれていたものであり、何と地面に直接プリントされているのです。時刻表の上を歩くという体験ができますよ。

今回はあえて鉄道博物館へ入場せず、鉄道のまち・大宮を散策してみることにしました。大宮駅と鉄道博物館駅の間は電車で3分程度なので、徒歩で戻ってみましょう。JR大宮総合車両センターを囲っている白壁には、多数の鉄道写真と説明パネルが掲げられており、これを見て歩くだけでも旅行している気分になります。

続いて登場したのは「EF58」と「EF15」という列車の運転台を展示したもの。東北本線や上越線で利用されていた列車なので、見たことや乗ったことがあるという人もいるのでは?

車道と歩道を分け隔てている柵にも新幹線を模した造形物が並んでいました。

そして街中に忽然と登場したのが「D51」という蒸気機関車です。この列車は国鉄の大宮工場で製造されたものだそうです。

スポーツクラブの真横にあり、蔦や草木に覆われて見落としがちなのですが、こちらの赤レンガの建物は大宮総合車両センターの倉庫として利用されていたもの。
このように大宮の街中には鉄道関係の展示物や建造物が多数ありますので、ぜひ散策をしてみてください。
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本記事は2016年09月15日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。
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