泥んこまみれになって元気いっぱい遊べる「冒険松原あそび場」

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最近、子どもたちが泥んこまみれになって遊べる場所が少なくなっていますよね。イヌやネコが侵入できないよう、砂場が金網で囲まれていたりと公園の雰囲気も一変してきています。その中で、昔ながらの広場の姿を保っているのが「冒険松原遊び場」です。

草加市文化会館内にある「伝統産業展示室ぱりっせ」から帰る時に、不思議な看板を見つけました。「大また79歩、小また158歩」の先にいったい何があるのでしょう。

実際に歩数を数えながら歩いてみると、ピッタリ79歩の場所に長い小道が続いていました。ここには看板が設置されていませんでしたので、きちんと数えていなければ見逃してしまうかもしれません。ちょっとした遊び心でしょうか。

ここはNPO法人が運営している場所であり「冒険松原あそび場」と名付けられています。開園時間や曜日が決められており、午前中から夕焼けチャイムの時間まで子どもたちが利用できます。

親子像の横には看板が設置されており、イベントの案内などが告知されていました。その中でも興味深かったのが、パン生地を竹に巻き付け焼いて食べる「あそぼうパン」。大人は100円であるのに対し、子どもは50円という良心的な価格設定が素晴らしいですね。

とてもリアルな黒馬の像も設置されていました。筋肉の付き方などが本物の馬と近いように感じました。

雪どけした直後であったため、かなり土壌はぬかるんでいました。元々、子どもたちが自由に土を掘り起こせる場所ですので、デコボコしているのは元からです。

公園の木に釘を刺したら怒られてしまうものですが、ここでは釘を刺して良い木もあるのです。「あれをやってはダメ!」「これは禁止!」というものを、できるだけ減らした場所となっています。プレーリーダーと呼ばれる人たちが付いていますので、安全性は確保されています。

倉庫の前には玩具がいっぱい!建物もペイントされていて、自由度の高さがうかがえます。

プレーリーダーがいる時間帯は火を使うこともできるようです。公式のブログを見てみると、焼き芋などを作って楽しんでいるようですね。観光で訪れて大人が遊べる場所ではありませんが、外側から「冒険松原あそび場」を見るだけで、童心に帰ったような気持ちになれるかもしれません。一度、のぞいてみませんか?
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本記事は2016年09月21日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。
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