見沼区のお花見スポット 桜回廊

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さいたま市の見沼代用水沿いは約2,000本の桜の樹があります。
「見沼代用水」は皆さんご存知の徳川八代将軍、吉宗の時代に、享保改革で見沼溜池・沼地を干拓して新田開発を行いました。
この見沼の新田を囲むように東縁(ひがしべり)、西縁(にしべり)に用水路を掘って、利根川から水を引いたのです。
見沼の沼地は田んぼに代わり用水が引かれたので見沼代用水と呼ばれるようになりました。
この見沼代用水は埼玉県北部、行田市の利根大堰から東京都足立区まで全長約60キロメートルあります。
ちなみに、さいたま市のゆるキャラ、ヌゥ(つなが竜ヌゥ)は、この見沼にいたと伝承される竜がモチーフになっています。
この見沼代用水が通るさいたま市内は、一部を除いて、用水路沿いに、ずっと桜が植えられており、毎年本当に圧巻の桜回廊となっています。
見沼代用水沿いの桜回廊は約18キロメートルありますが、現在日本で一番長い桜回廊が青森県弘前市にある20キロメートルで、この弘前の記録を抜いて日本一になるため、桜の樹のない区間に植樹活動が積極的に行われています。
近い将来、日本一となることでしょう。
この広い桜回廊の中でもお勧めなのが、さいたま市見沼区加田屋付近の見沼代用水東縁沿いです。
この桜の並木道は、交通が自転車と歩行のみ許されており(緑のヘルシーロードと呼ばれています)、ゆっくりと桜を楽しむことができます。
また桜の枝振りも手に届く位置にある樹が、多いので、ゆっくりと写真撮影を楽しみたい方にも、お勧めです。

特にこの赤い祠(ほこら)と桜の風景は、本当に長閑な雰囲気を与えてくれて、ここから自転車で行ける距離に、さいたまスーパーアリーナやサッカーのさいたまスタジアム2002があるようには思えません。

また、この辺りは、曼珠沙華(彼岸花)が群生しており、秋には真っ赤になった土手となり、春とは全く違う表情を見せてくれます。
ぜひ、ゆっくりと桜を見ながら散歩やサイクリングを楽しんでみてください。
遠方から車でお越しの方は、見沼自然公園に車を駐車して散歩されると良いと思います。
もちろん、公園は見沼代用水沿いで、公園内も桜が咲いています。
また、近くでランチできる場所が少ないので、お弁当を持って、ピクニック気分で来てください。

見沼自然公園
さいたま市緑区大字南部領辻450-1
駐車場:198台
アクセス
JR浦和駅西口から国際興業バス[浦02]/ さぎ山記念公園下車 徒歩10分、国際興業バス[浦08-2]/ 締切橋下車
JR大宮駅東口から国際興業バス[大01・大81 ]/ 締切橋下車
JR武蔵野線東浦和駅から国際興業バス[東浦05-2]/ 締切橋下車
東武野田線七里駅からコミュニティバス / 締切橋見沼自然公園下車
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本記事は2014年04月15日時点での情報ですので、場合によっては適用されないこともあります。あらかじめご了承ください。
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